近頃の若者は常識がない。
とは、何時の時代でも言われ続けている言葉だが
私は今の若者は案外優しい、と思っている。
私はおっちょこちょいで、よく忘れ物をするのだが
忘れ物を教えてくれるのは大抵若者だ。
この間も、ある店で食事をしたのだが
すわった席に、本を置いてきてしまった。
精算をしている私の肩を叩いて
「これ、忘れてませんか?」
と教えてくれたのは男子高校生だった。
その前にipadを忘れたのを教えてくれたのは
20代初めの女の人だった。
私は年をとってきたので、ペットボトルの蓋を開けるのが大変なのだが^^;
電車で隣りに座っていた、OLさんが、見かねてお茶のペットボトルの蓋を開けてくれた。
そういうわけで、若夫婦だから騒音を出すだろう、という憶測はしないが
若夫婦には大抵小さな子供がいる。
この子供が躾をされていないと、確かにウルサイ。
で、「子供は伸び伸びと育てたい」
などと思う若夫婦がたまにいる。
そういう若夫婦は、マンションの中で、子供が走ろうと
暴れようと注意をしない。
こちらが「お子さんの足音がウルサイんですが」
と注意を促しても、そういう夫婦は子供を躾けることをしない。
「子供のすることですから」とか
「言い聞かせてもいうことを聞かない、どうしろと言うんですか?」
などと開き直られる。
子供がいても「走らせない、暴れさせない、」ように躾けることはできるし。
走り回れないように、部屋の家具の配置を考える。
音ができるだけ響かないように暑いじゅうたんを敷く。
などの方法はあるのだが、そういう夫婦は努力をしない。
一般に騒音を出す人間は、自分が騒音にあったことがない。
だから「子供の出す音くらい、大したことはない」
と思うのだ。
マンション選びはギャンブルである。
しかし、若夫婦、というのは比較的読みやすい札だ。
悪いことは言わない、若夫婦の住んでいる下の階には済まない方がいい。
子供のいない若夫婦、というのも存在するが
若夫婦である以上、いつかは子供を持つ日がくるだろう。
もう一度繰り返す。
悪いことは言わない、若夫婦の住んでいる下の階には済まない方がいい。